【3分でわかる!】JQLの使い方!

Jira
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この記事でわかること
  • JQLの基本的な構文と使用方法
  • JQLを使用してフィルタを作成し、保存する方法
  • 高度なJQLクエリの作成テクニック
  • JQLの実践的なクエリ例とその活用方法
takata
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この記事はこんな人におすすめ!

  • Jiraを使い始めたばかりで、JQLを学びたい初心者ユーザー
  • JQLを使ってプロジェクト管理を効率化したいプロジェクトマネージャー
  • 複雑な条件でチケットを検索し、詳細な分析を行いたいエンジニアやアナリスト

はじめに

この記事では、Jiraのチケットを検索するためのJQLについて紹介します。

JQLとは何か?といったところから具体的な利用方法まで説明しますので、Jiraを使い始めたばかりの方はもちろん、すでにJQLについて知っているが、より深く理解したい方にも参考になると思います。

JQLとは?

JQLは、「Jira Query Language」の略で、Jiraの課題(チケット)を検索およびフィルタリングするためのクエリ言語です。

JQLを使用することで、プロジェクト内の特定の課題を効率的に見つけ出し、管理することができます。

プロジェクトの規模が大きくなるにつれて、課題の数も増加し、単純な検索機能では必要な情報を見つけ出すことが難しくなります。

JQLを使用することで、複雑な条件を設定し、必要な課題を迅速に抽出することができるので、プロジェクト管理やタスクトラッキングが効率化されます。

JQLの基本構文は?

JQLの基本要素

JQLのクエリは以下の3つの基本要素で構成されます。これらの基本要素を組み合わせることで、JQLクエリを作成します。

  • フィールド(Field): 課題の特定の属性を指定(例: プロジェクト、担当者、ステータス、優先度など)
  • 演算子(Operator): フィールドに対する条件を指定(例: =, !=, >, <, IN, NOT IN, ~)
  • 値(Value): フィールドに対応する具体的な値を指定(例: “In Progress”, “High”, “John Doe”)

基本要素の一覧

フィールド説明使用例
project課題が属するプロジェクトproject = “Project X”
status課題の進行状況(例: To Do, In Progress)status = “In Progress”
assignee課題の担当者assignee = “John Doe”
reporter課題を報告したユーザーreporter = “Jane Doe”
priority課題の優先度(例: High, Medium, Low)priority = High
created課題が作成された日付created >= “2024/01/01”
updated課題が最後に更新された日付updated < “2024/02/01”
due課題の期限due = “2024/03/01”
resolution課題の解決状況resolution = “Unresolved”
summary課題の要約フィールドの内容summary ~ “bug”
description課題の詳細説明description ~ “error”
labels課題に付与されたラベルlabels = “frontend”
components課題が属するコンポーネントcomponents = “API”
fixVersion課題が修正される予定のバージョンfixVersion = “v2.0”
type課題のタイプ(例: タスク、バグ、エピック)type = Bug
resolutiondate課題が解決された日付resolutiondate >= “2024/02/15”
演算子説明使用例
=フィールドが指定された値に等しいstatus = “Done”
!=フィールドが指定された値に等しくないpriority != “Low”
>フィールドが指定された値より大きいcreated > “2024/01/01”
<フィールドが指定された値より小さいdue < “2024/03/01”
>=フィールドが指定された値以上updated >= “2024/02/01”
<=フィールドが指定された値以下created <= “2024/01/31”
~フィールドに指定されたテキストが含まれるsummary ~ “error”
!~フィールドに指定されたテキストが含まれていないdescription !~ “completed”
INフィールドが指定されたリスト内のいずれかの値に等しいpriority IN (“High”, “Medium”)
NOT INフィールドが指定されたリスト内のいずれの値にも等しくないstatus NOT IN (“Resolved”, “Closed”)
ISフィールドが特定の状態であるresolution IS EMPTY
IS NOTフィールドが特定の状態でないresolution IS NOT EMPTY
WASフィールドが以前特定の値を持っていたstatus WAS “In Progress”
CHANGEDフィールドが変更されたstatus CHANGED
説明使用例
“In Progress”課題のステータス(例: 作業中の状態)status = “In Progress”
“John Doe”特定の担当者の名前assignee = “John Doe”
“High”優先度が高いpriority = “High”
“2024/01/01”特定の日付created >= “2024/01/01”
“Bug”課題のタイプ(例: バグ)type = “Bug”
currentUser()現在ログインしているユーザーassignee = currentUser()
EMPTYフィールドが空(未設定)であることを示すresolution IS EMPTY
“Project X”特定のプロジェクト名project = “Project X”
“frontend”課題に関連するラベルlabels = “frontend”
“v2.0”特定のバージョンfixVersion = “v2.0”
“API”課題に関連するコンポーネントcomponents = “API”

JQLの基本構文と例

基本構文
<フィールド> <演算子> <値>

基本構文の例
  • 例1: status = "In Progress"
    課題のステータスが「In Progress」のものを検索します。
  • 例2: priority = High
    優先度が「High」の課題を検索します。

複数条件を組み合わせ
<フィールド1> <演算子1> <値1> AND <フィールド2> <演算子2> <値2>

複数条件組み合わせの例
  • 例3: status = "In Progress" AND assignee = "John Doe"
    ステータスが「In Progress」であり、担当者が「John Doe」の課題を検索します。

グループ化
(<フィールド1> <演算子1> <値1> OR <フィールド2> <演算子2> <値2>) AND <フィールド3> <演算子3> <値3>

グループ化の例
  • 例4: (status = "To Do" OR status = "In Progress") AND assignee = "John Doe"
    ステータスが「To Do」または「In Progress」であり、担当者が「John Doe」の課題を検索します。

JQLを使った課題の検索方法

  1. Jiraにログインする
  2. 画面左の「課題」を選択する
  3. 課題画面の「JQL」を選択し、JQLクエリを入力する
takata
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よく使う検索条件があれば、フィルターとして保存しておきましょう!
保存することで、毎回JQLクエリを入力することなく課題を抽出できます。

まとめ

今回はJiraのチケットを検索/抽出するためのJQLの構文や利用方法を紹介しました。

JQLやJQLを保存したフィルターを利用することで、チケットの可視化が容易になります。

是非参考にしてみてください。

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