【アジャイル】見積もりの考え方・手法を徹底解説

アジャイル開発
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この記事のレベル

難易度2.5
実用性4.5
学習コスト1.5
この記事でわかること
  • アジャイル開発における見積りの基本的な考え方(従来型との違い)
  • プランニングポーカー、Tシャツサイズ見積りといった代表的な手法
  • 実務でアジャイル見積りを活かすための具体的なコツ
takata
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この記事はこんな人におすすめ!

  • アジャイル開発の見積りに初めて取り組むエンジニア・プロジェクトメンバー
  • 実務でアジャイル見積りを導入したいが、進め方や注意点に不安がある方

はじめに

システム開発において「どのくらいの期間や工数で終わるのか」を見積もることは欠かせません。

従来のウォーターフォール型開発では、詳細な要件を前提にして工数を積み上げ、正確な見積りを出すことが一般的でした。

一方、アジャイル開発では要件や優先順位が変わることを前提としているため、従来型の見積り方法だけでは対応が難しい場面が多くあります。そこでアジャイルでは、「正確な数値」よりも「相対的な規模感をチーム全員で共有し、進めながら調整していくこと」を重視します。

本記事では、アジャイル見積りの考え方や代表的な手法、さらに実務で役立つコツを紹介します。

アジャイル開発における見積もりの考え方

アジャイル開発では「正確な工数を算出する」ことよりも、チーム全員が同じ規模感を共有し、進めながら調整していくことを重視します。

ポイント① 相対的に見積もる

  • 考え方
    • ウォーターフォールのように「このタスクは3日かかる」といった絶対的な時間ではなく、「基準となるタスクと比べてどのくらい大きいか」を相対的に評価する。
  • 理由
    • 時間で見積もると、経験やスキルの違いで大きなブレが出る。
    • 相対評価なら「Aより難しい」「Bより簡単」という比較ができ、チーム全体で共通認識を持ちやすい。

ポイント② チームで合意形成する

  • 考え方
    • 見積りはプロジェクトマネージャーが一人で決めるのではなく、開発チーム全員で話し合いながら決める。
  • 理由
    • 一人の判断だと、抜け漏れや偏りが生じやすい。
    • チーム全員で議論することで「この部分はテストが難しい」「外部システム連携があるから時間がかかる」などの観点を共有できる。
    • 見積りの合意がプロジェクト進行に対する当事者意識を生む。

ポイント③ 調整しながら進める

  • 考え方
    • 見積りは一度出して終わりではなく、スプリントを進める中で実績を振り返りながら更新していく。
    • 実際に進んだ作業量(ベロシティ)を基に、次回以降の計画を精度良く立てる。
  • 理由
    • アジャイルでは要件や優先順位が変わることが前提。
    • 最初に立てた見積りを絶対視すると、現実とのギャップで失敗するリスクが高い。
    • 定期的に調整することで、変化に強い開発が可能になる。

ウォーターフォールとの違い

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アジャイル開発向け 見積もり手法

アジャイル開発では「相対的に規模感を見積もる」ための方法がいくつかあります。ここでは代表的な2つの手法を紹介します。

手法① プランニングポーカー

  • 概要
    • 各メンバーが「このタスクは何ポイントか」をカードで出し合い、同時に提示する手法です。多くの場合、数列(1,2,3,5,8,13…のフィボナッチ数列)が使われます。
  • ポイント
    • 意見が大きく割れた場合、その理由を議論することで「どこに難しさがあるか」をチーム全体で共有できます。
  • メリット
    • 一人の意見に引っ張られにくく、全員が見積りに参加できるため、納得感のある結果を出せます。

手法② Tシャツサイズ見積り

  • 概要
    • タスクを「XS / S / M / L / XL」といったサイズに分類する方法です。
  • ポイント
    • ざっくりとした規模感を素早く決められるため、初期段階の大まかな見積りに向いています。
  • メリット
    • 複雑な数値を使わないので、非エンジニアを含むメンバーでも理解しやすく、会話のベースをつくりやすい手法です。

実務に活かすコツ

アジャイルの見積りは「計画を守ること」ではなく、チームで合意形成し、進めながら調整することが目的です。

実務に活かすために意識しておきたいポイントを紹介します。

コツ① 時間に直結させない

ストーリーポイントなどの相対的な見積りを、すぐに「1ポイント=1日」と時間に変換してしまうのはNGです。

時間換算してしまうと従来型の発想に戻ってしまい、アジャイルの柔軟性が失われます。

時間に落とし込むのは、あくまでスプリント計画や進捗管理の最終段階に留めましょう!

コツ② タスクを小さく分割する

大きなタスクは見積りが曖昧になりやすく、精度も低下します。

「1スプリントで完了できるかどうか」を基準にタスクを分割すると、規模感が測りやすくなり、計画も現実的になります。

コツ③ ベロシティを活用する

スプリントごとに「どれだけポイントを消化できたか」という実績(ベロシティ)を記録しましょう。

チーム固有のペースが見えてくることで、次回以降のスプリント計画が現実的になり、見積りの信頼性も高まります。

まとめ

アジャイル開発の見積りは、従来の工数積み上げ方式とは大きく異なります。大切なのは「正確さ」ではなく、チーム全員が規模感を共有し、実績をもとに調整を続けていくことです。

この記事のまとめ
  • 基本的な見積もりの考え方
    • 相対的に規模を見積もり、チーム全員で合意し、調整を前提に進める。
  • 代表的な見積もり手法
    • プランニングポーカー、Tシャツサイズ見積りなどを使って合意形成を行う。
  • 実務に活かすコツ
    • 時間に直結させず、タスクを小さく分割し、ベロシティを活用して改善を続ける。

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