- テーブル定義書とは何か、どんな目的で使うものかがわかる
- テーブル定義書に記載すべき基本項目が理解できる
- 実際のテーブル定義書のサンプル(顧客マスタ)を見て書き方のイメージがつかめる

この記事はこんな人におすすめ!
- テーブル定義書を初めて作成するシステムエンジニア・プログラマ
- データベース設計に関わる初心者の方
- 実務で使えるテーブル定義書のフォーマットやサンプルを探している方
はじめに
システム開発やデータベース設計において欠かせない「テーブル定義書」。
でも、こんな悩みはありませんか?
- そもそもテーブル定義書って何を記載するもの?
- 書き方がよくわからない…
- サンプルを参考にしたい!
本記事では、テーブル定義書の役割や基本的な書き方、そしてすぐに使えるサンプルまで紹介します。
初心者の方でも理解しやすいように丁寧に解説していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
テーブル定義書とは?
テーブル定義書は、データベースにどんな情報を、どんな形で保存するかをまとめた資料です。
システム開発では、お客様の名前や注文内容など、さまざまなデータを扱います。それらを「テーブル(表)」という単位で管理するため、あらかじめルールを決めておく必要があります。
- テーブル名(何のデータを管理するか)
- カラム名(どんな項目があるか)
- データの種類(文字か数字か、など)
- 必須かどうか、重複OKかどうか

簡単に言うと、「このシステムでは、こんなデータをこうやって使いますよ!」という設計図がテーブル定義書です。
テーブル定義書の基本構成を理解しよう
テーブル定義書には、主に次のような項目を記載します。それぞれの役割と記載例を表にまとめました。
項目名 | 説明 | 記載例 |
テーブルID | テーブルを一意に識別するための管理用ID | T001 |
テーブル論理名 | テーブルの意味を表す日本語名 | 顧客マスタ |
テーブル物理名 | データベース上で使われる英数字の名前 | customer_master |
カラム論理名 | カラム(列)の日本語名 | 氏名、メールアドレス |
カラム物理名 | データベースで使用される英数字のカラム名 | name、email |
データ型 | カラムに保存されるデータの種類 | VARCHAR、INT、DATE |
桁数・長さ | 入力できる文字数や数値の範囲 | VARCHAR(50)、INT(11) |
NOT NULL制約 | 値の入力を必須にするかどうか | ○(必須)、×(任意) |
主キー | テーブル内で一意になる項目かどうか | ○(主キー)、×(主キーでない) |
外部キー | 他のテーブルと関連付けるキーかどうか | ○(ordersテーブルのcustomer_id) |
コード種別 | どのコード体系を参照するか | 性別コード、都道府県コード |
備考 | 補足情報や注意点 | 「削除不可」「○○システム連携」 |
このように、各項目の意味を理解しておくと、誰が見てもわかりやすいテーブル定義書を作成できます。
次の章では、実際にこの構成を使ってテーブル定義書を作成する方法をご紹介します!
テーブル定義書の書き方は?
ここでは、テーブル定義書がどのように記載されるかを、具体的なサンプルを使って紹介します。
下記のサンプルを参考に、どんな情報をどのように整理するのかをイメージしてみましょう。

このように、テーブル定義書では「カラムの役割」「入力ルール」「関連マスタ」などを整理して記載します。
誰が見ても仕様が伝わるように、簡潔で統一されたフォーマットを心がけましょう。
まとめ
- テーブル定義書とは何か
- データベースに保存する情報の構造を整理する設計書
- テーブル定義書に記載する主な項目
- テーブル名、カラム名、データ型、制約、コード種別、備考など
- 実際のサンプル
- 顧客マスタの例を用いて、カラム定義のイメージを紹介
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